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コンテクスト・シンキング

コンテクスト思考で課題解決!

なぜ「コンテクスト」が必要なのか?

今回は、ものすごく大切な問いです。

なぜ、コンテクストが必要なのか、という問い。

これまでにも「コンテクストプランニング」という言葉を使った方はいらっしゃいます。

Amazon.co.jp: 次世代コミュニケーションプランニング: 高広 伯彦: 本

こちらの中で触れていますが詳細はわかりません。これから読みます(汗。

広告業界の方は本当にスゴいなと感心します。クライアントすら気づいていない自分自身のことを丁寧にヒアリングして、明らかにし、その上で広告などの提案を行ってしまうわけですから、感心するしかありません。

ただ、私がお話するコンテクスト・プランニングは、氏のそれとは異なるようです。いくつかの書評を見てわかりました。

何が違うか?という点なのですが、それが「コンテクスト」が必要な理由です。

氏は、「ブランドをプロットするためにコンテクストを読み解く必要がある」と指摘するのに対し、私は、「自分が何ものかを知り、どこに向かうかを改めて確認するためにコンテクストを読み解く必要がある」とお話しています。

私は「他者の中の位置づけとしてコンテクストを読み解く必要性」を唱えるのではなく、「自らを知るためにコンテクストを読み解く」と言いたいのです。もっと簡単に言えば、居場所探しのためにコンテクストをプランニングするのではなく、居場所作りのためにコンテクストをプランニングするのだ、となるでしょう。

 

その理由です。

まず、なぜ人は「何か」をするのでしょうか?

食べるため、生き甲斐作り、仲間作り、目的はなんでも構いません。ただ、多くは、自分自身のために何かをします。

よって、居場所探しのためのコンテクストプランニングは、「シェア争い」「ブランド確立」などの目的のための存在となります。ものすごく下世話な言い方をするなら「他人の目を気にする」からコンテクストが必要という主張です。

私の考えでは、「他の誰にも真似ができないものにするため」にコンテクストが必要なのです。自身に始まり、自身で終わる。自らに問い続ける作業の中でコンテクストが見つかるのです。氏はそれを「アカウントプランニング」と称して、クライアントの位置づけや状況を把握する必要性をお話しているようです。

ですが、クライアントの歴史や文化と社会は切ってはいけないんです。そこを分断してしまうと、企業の本質やそこに関わる人の心理を読み解くことはできなくなります。関わる人の心理ほどコンテクストに影響するものはありません。今の時代まで生きてきた企業の「状況」にこそ、社会や市場とつき合ってきた結果が集積されているのです。

私は、なぜ「コンテクスト」が必要なのか?という問いについてはこのように答えます。

「自分がやりたいことと、自分たちだからこそ出来ること、を実現するため、そして、無競争状態を作るためには、これまでのコンテクストを読み、これからのコンテクストを設計することが必要である」と。