プランニングの重要性
うまく行く場合とうまく行かない場合、その差はどこにあるか?と言えば、プランニングに他ならない。
プランニングを行う上で大切なことは、以下を切り分けることだ。
・自分でないと出来ないこと/自分だから出来ること
・自分じゃなくても出来ること
プランニングする上で、自分以外の人、状況、環境は、変数という位置づけになる。この場合、状況によって「振る舞い」が変わる要素を指し、その振る舞いを如何にコントロールできるかが、物事を成功に導く為には必要なのだ。
自分以外の振る舞いについて考える時、よく言う「相手の立場になって考えてみろ」という言葉を思い出す。で、いろいろと考えるわけだが、わからないことが多かったりする。何故か。相手を知らないからに他ならない。
では、こう言われたらどうか?
「相手を自分に置き換えて考えてみろ」
そうすると、自分が突きつけた条件などを相手の立場になって聞くことが出来ないだろうか?そして、その時に、自分に置き換えてみて、答えが導き出されたことを忘れてはならない。そうなのだ。相手から見たら、自分は変数だけど、変数である自分も思考し、なんからの決断をしているのだ。
で、ここから「相手の立場になって考えてみろ」の真意に迫るわけです。
自分が考えて結論を出した時、どんなことを考えたのか。家族を優先した?社内の評価を優先した?目の前のお金を優先した?将来への投資を優先した?いずれかの決断をしたわけだが、その決断を促した要素の洗い出しをしなくてはならないわけです。
自分がまだ20代後半なら、将来的な不安を解消するためにも、投資を優先したい、と考えるかもしれない。自分が40代後半で、子供も家もあり、ローンもあり、返済しないといけないものも多いなら、目の前のお金を優先するかもしれない。
このように、自分の状況や環境が自分ならわかるから、自分のことは自分で判断するわけだが(その判断があっているかどうかはおいておく)、変数である相手のことがわからなければ、どのように判断するかもわからないのは当然のことなわけです。
つまり、変数とは言えで、ヒアリングをして状況や環境を聞いていけば、かなり高い確立で振る舞いを予想することができるわけです。その変数をすべて解消していくことができたら、自分が思い描いたようにすべての変数が振る舞い、自分は自分の役割を粛々と果たしていくだけで、物事はただしく進んでいくのです。
つまり、プランニングの重要性は、変数の特定とその変数の振る舞いをコントロールすることにあるのです。