コンテクスト・シンキング

コンテクスト思考で課題解決!

「ホウ・レン・ソウ」より「ソウ・レン・ホウ」

仕事の「ホウ・レン・ソウ」と言えば、「報告・連絡・相談」と教わってきたものの、ピンと来ないことが多い。

 

上司「お前に任せたからな」

部下「頑張ります!」

しばらくして

部下「こうなりました!」

上司「ん?まるでダメだな、なんで相談しない」

部下「任せたって言われたので...」

上司「仕事の基本はホウ・レン・ソウだぞ。そんなことも忘れたか!」

部下「......」

 

こんな光景が想像出来たりしますが、「ホウ・レン・ソウ」のホウ=報告が一番最初に来ると大体トラブります。そりゃそうです。経験の浅い人間が、何かを決めてしまって、それを上司に報告したら、ベターな回答になっているはずが無い。

 

なので、仕事の基本は、「ソウ・レン・ホウ」と覚えた方が良いのではないかと思う。

 

まず、仕事を依頼されたら、誰かに「相談」してみる。

「こんなことやれると良いと思うんですよね〜」とか、「こういうこと考えているんですけどどう思いますか?」とか。

すると、相手も、思いつくままにアドバイスをしたりする。

で、それらの中で、良いと思ったものを取り入れて、考えをアップデートする。考えをアップデートして少しずつ動きだしながら、その経過を相談した方々に「連絡」をする。

「連絡」された相手は、経過を聞きながら、さらにアドバイスをしたり、しなかったりする。ただし、ここで「連絡」しておくことが大切。気になれば言うはずだ。

で、最後に、その案件が着地したところで、「相談」した方々に「報告」をする。

「報告」を受けた方は、自分のアドバイスが活かされたりしていたら、協力をした実感を得られる。その結果、その人の成果に対して、素直に喜べるようになる。

 

考えをまとめるまえに、考えの行き先、つまり、方向について、合っているかどうかを相談しながら進めるようにしたいですね。