2016年 ウッドデザイン賞 受賞しました
お客さまの宮島工務店さまが、2016年ウッドデザイン賞を受賞しました。
コミュニケーション分野のソーシャルデザイン部門です。
このイベントは、“地元工務店の認知度の低さ”をどのように転換できるか?がテーマでした。宮島工務店のお客様は、皆さん、もの凄く満足されているので、「購入さえしてくれれば...」という思いがありました。
そこで、いかにして認知度を上げるか、その場合、ターゲットをどこに絞るか?という点から、小さいお子様のいるご夫婦をターゲットにしました。ただ、夫婦のことをいろいろ考えても、仕事も趣味も性格もバラバラなので、対象として絞ることが困難です。
そこで「小さいお子様」を対象とすることにしました。「子供向けのワークショップ、イベントであれば一緒に親も来てくれるだろう」ということで。そして、お子さんたちに家作りのプロセスのミニチュア版を見てもらい、体験する中で、木の香りや温もりに触れてもらい無垢の木を知ってもらいたいという思いもありました。
無垢の木は、樹齢が70年とか80年のものが使われます。職人さんの1人が「80年かけて育った木を使うなら、家は100年持たないと森が育たない」と言っていたのが印象的です。木を大切にすること、木で作ったものを大切にすること、森を思いながら刻み作業をしているというお話はとても印象的でした。
この1坪の基地は、全て木組みで出来ています。子供が大工になって、木を組み上げていく。その上に乗って立ってもグラつくこともありません。伝統的な木組みの強さと柔軟性を示す小さなモデルを組み立てる子供たちの姿。その姿を親に見てもらうことで、これから家を建てる時に、宮島工務店という名前が選択肢の1つに加わって頂ければ幸いです。
このイベントは、組み立てに3時間程度、解体は2時間程度で可能です。参加した子供が「レゴより面白い!」と言っていたのは驚きでした(笑。子供の満足感は、かなり高いようです。保育園、幼稚園でも実施できますし、子供向けのイベントの1つとして、地域で人気が出そうです。