コンテクスト・シンキング

コンテクスト思考で課題解決!

“つなげる”から“つながる”へ。

最近、少しずつですが、方向転換してきたことが形になってきた気がしています。

 

きっかけは、アダム・グラント著「Give & Take」を読んだことでした。彼は、人の行動の本質的な資質を“ギバー”と“テイカー”と“マッチャー“の3種類に分類しました。

 

この分類で言えば、私はギバーです。

 

中途半端に行う支援とか応援とか紹介とかそういうのは苦手です。なので、本気でやります。それ故に、裏切られることも少なくありません。人は裏切られることを恐れて、与える部分ともらう部分を天秤にかけます。そうやって自分自身を守ろうとします。

 

でも、私には、これが酷く退屈に映りました。なぜなら、何も起きないからです。何か生まれても、それは一過性のものでしかなく、続かないことが多いです。なので、本気でやることにしてきました。

 

すると、今まで、つなげようと意識していたことが、自然とつながるようになってきます。

 

最近、本当に少しずつですが、いろいろな相談を受ける機会が増えてきました。本来であれば、コンサルタントとしてお金を請求するところではありますが、最初は思いつく限りのお話をしちゃってます。とりあえず本気で考えを巡らせます。

 

そうしたら、あることに気づきました。

 

誰かのビジネスについて検討しているうちに、説明の言葉の主語が“僕ら”とか“こちら”という言い方になっているんです。そうなんです、「自分のビジネスだとしたら、どうするだろう」と本気で考えているので、主語が自然とそうなっていたのです。

 

ですが、その瞬間から、自分の知り合いの方々の顔が浮かび、今目の前にあるビジネスにどうやったら活かせるか、どうやったら相手も面白がってくれるか、海を潜るような感覚で思考の道筋が見え、自然と人が“つながる”ストーリーが見えるようになりました。この感覚の先に、また何かありそうな予感がしてちょっと楽しみです。